練習中のフィードバック。 『結果』ではなく『プロセス』を褒める習慣
「シュート決まった、ナイス!」「外した、もう 1 本!」── 育成年代のコーチがついやってしまう 結果ベースのフィードバック。
スポーツ心理学では プロセスベースのフィードバック が成長を加速させると明らかになっています。
結果フィードバック vs プロセスフィードバック
- →結果: 「ナイスシュート!」「ミスだ!」
- →プロセス: 「肘がまっすぐ出てたね」「リリースが早かったかも」
結果は コントロールできない (シュートは外れることがある)。プロセスは コントロールできる (フォームは意識すれば改善できる)。後者を褒めると、選手は『次にすべきこと』が明確になる。
頻度の目安: 1 ドリル 1 ポイント
育成年代に 複数の修正を同時に 求めると混乱する。1 つのドリルで意識するのは 1 ポイントだけ にする。
例: 今日のシュート練習は『右手の親指の方向』だけに集中。フォーム全体を直そうとすると失敗する。
ネガティブフィードバックの伝え方
ミスを指摘する場合は 『行動』を指摘して『人格』を否定しない。
- OK: 「今のパスは目線が先に行ってたから読まれたね」
- NG: 「またミスかよ」「集中力ない」
人格否定は短期的にはピリッと締まるが、内発的モチベーションを破壊 する。長期的にはチームが崩壊する。
選手から発信させる『振り返り型』
コーチが一方的に伝えるのではなく、選手に質問する 形が効果的。
- 「今のプレー、どこを変えたら良くなる?」
- 「相手 DF はどう動いてた?」
- 「次に同じ場面が来たらどうする?」
答えに辿り着けなくても OK。『考えるクセ』が付くこと自体が成長。
週 1 回の『チームミーティング』
練習後 5 分でいいので、選手全員から 今日の良かった点・改善点 を 1 つずつ言わせる。コーチは聞き役に徹する。
- 発言の機会を作る → 主体性が育つ
- 他人のプレーを観察するクセが付く
- コーチも選手の認識を把握できる
保護者にも伝えてほしいこと
送迎の車内で「今日は何点取った?」と聞く保護者は多いが、これも結果フィードバック。
推奨: 「今日はどんなことを意識して練習した?」── プロセスを問う質問。子どもが自分で振り返るきっかけになる。
出典: ジェイック フィードバックの役割と効果を高めるポイント (hr-doctor.com/news/management/engagement/) / Red Bull プロが教えるメンタルトレーニング (redbull.com/jp-ja/mental-training-tips-basketball)