ルール育成
アンスポーツマンライクファウル (USF)。 4 つのクライテリアと罰則を整理
2026-05-036分
ボディコンタクトの判定の中で、最も重い罰則 が課されるのがアンスポーツマンライクファウル (USF / アンスポ)。
なぜ取られたか分からないと選手も保護者も納得できないので、4 つの判定基準 を整理します。
USF の定義
正当なバスケットボールのプレーとは認められないコンタクト に対して取られるファウル。試合中いかなる時間帯でも適用される。
Point
JBA の判定は アクション (起きた現象) のみで判断。意図が良くても結果が NG なら USF。
判定基準 (4 つのクライテリア)
JBA プレーコーリング・ガイドライン
- →1. ボールへのプレーではない、正当でないコンタクト (C1)
- →2. 過度な接触 (ハードファウル) (C2)
- →3. 速攻を後ろや横から止めるラストプレーヤー状況 (C3)
- →4. ライブ中の不必要な接触 (C4)
クライテリア 3: ラストプレーヤー (育成年代でも頻発)
速攻でゴールに向かうオフェンス に対し、自分が最後の DF (ラストプレーヤー) だと判断できる状況で、後ろ・横からファウル すると USF。
Note
「ボールを取りに行ったから OK」ではない。正当なプレーで止められない状態 だと判断されたら USF 確定。
罰則
- ファウルされた選手 (or 指名された選手) にフリースロー 2 本
- その後 オフェンス側のスローイン (センターラインから)
- 個人ファウル + チームファウルにカウント
- 1 試合で 2 回 USF を取られたら退場 (ディスクォリファイング)
ありがちな誤解
Note
「ボールに触ったから普通のファウル」── 違う。ボールに触っても 過度な接触 と判定されたら USF。
Note
「U12 では USF は取られない」── 取られる。育成年代でも適用される。ただし審判は教育的観点で厳しさを調整することが多い。
防ぎ方: 速攻 DF の正しいリアクション
- 1. 後ろから追いつかない (= ラストプレーヤー状況を避ける)
- 2. 横で並走 → 進路を塞ぐ (体で止める、手を出さない)
- 3. 失点を覚悟する (USF より 2 点失点の方がダメージ少ない)
Point
「確信が無いファウルは行かない」が育成年代の指導指針。USF 2 回退場のリスクの方が大きい。
コーチが選手に伝えるべき言葉
「速攻に追いついたら手を出すな。並走して進路を塞ぐだけ」── これだけ徹底すれば USF はかなり減る。
出典: JBA プレーコーリング・ガイドライン (japanbasketball.jp/files/referee/rule/5on5_Guide20230629.pdf) / アルペングループマガジン アンスポーツマンライクファウル解説 (store.alpen-group.jp/Page/Feature/other_241204_01.aspx)