バスケのパスの種類。 基本4種の投げ方と使い分け
バスケットボールで最も多く使う技術は何か?
シュートでもドリブルでもなく、実はパスです。1試合で1人がシュートを打つのはせいぜい10〜15本。でもパスは数え切れないほど出します。
この記事ではパスの種類(基本4種)と使い分けを整理します。正確なパスができるチームは、ボール運びがスムーズで、オフェンスのリズムが良く、ターンオーバーが少ない。地味ですが、チーム力に直結する技術です。

パスの基本は4種類
- →チェストパス:胸の前から両手でまっすぐ。近〜中距離の基本
- →バウンズパス:床にワンバウンド。密集地帯やポストへの入れパス
- →オーバーヘッドパス:頭上から両手で。速攻開始やサイドチェンジ
- →プッシュパス:片手で素早く。近距離でディフェンスをかわす
1. チェストパス(胸の前からのパス)
最も基本的なパス。両手で胸の前からまっすぐ押し出すように投げます。近〜中距離で使い、スピードと正確性のバランスが良いのが特徴。
- ボールを胸の前で構える(肘を張りすぎない)
- ステップを踏みながら、手首のスナップで回転をかける
- 相手の胸〜腹のあたりを狙う
- フォロースルーで両手の親指が下を向く
「パスは相手が取りやすい位置に投げる」が鉄則。速すぎるパスも、遅すぎるパスもNG。相手のキャッチしやすいスピードを意識しましょう。
2. バウンズパス(ワンバウンドのパス)
床にワンバウンドさせるパス。ディフェンスの手の下を通せるので、密集地帯やポストへの入れパスに有効です。
バウンドの位置は、自分と相手の間の約3分の2の地点が目安。相手の腰あたりでキャッチできる高さになるように調整します。
バウンズパスは到達が遅いため、速攻や長距離では使いません。相手ディフェンスが近い密集地帯で効果を発揮します。
3. オーバーヘッドパス(頭上からのパス)
頭上から両手で投げるパス。アウトレットパス(リバウンド後の速攻開始パス)やスキップパス(サイドチェンジ)で使います。距離のあるパスに向いています。
頭の後ろまで引きすぎるとスティールされやすくなるので、額の上あたりからコンパクトに投げるのがポイントです。
4. プッシュパス(片手の素早いパス)
片手でボールを押し出す素早いパス。モーションが小さく、近距離で目の前のディフェンスをかわして味方に渡すときに有効です。ドリブルからの展開でもそのまま出せます。
プッシュパスは速さが命だが、片手ぶんコントロールが難しい。近距離限定で、無理な長距離には使わないこと。
種類より大事な「使い分け」
技術だけでなく、「いつ・どこに・どの種類のパスを出すか」の判断力が重要です。
空いている味方に気づかず、ドリブルで突っ込む
首を振って味方を確認、距離と状況で最善のパスを選ぶ
練習中から「パスの前に首を振る」習慣をつけましょう。ボールをもらう前に周りを見ておけば、キャッチした瞬間に判断できます。なお、各パスを反復する具体的なドリル設計は別記事「パスの基本4種類とドリル設計」で詳しく解説しています(下の関連記事から)。
よくある質問
バスケのパスは何種類ありますか?
基本はチェスト・バウンズ・オーバーヘッド・プッシュの4種類です。まずこの4つを確実にし、ビハインドパスなどの応用はその後で十分です。
最初に覚えるべきパスは?
チェストパスです。スピードと正確性のバランスが良く、最も使用頻度が高いため、ここを徹底的に磨くのが上達の近道です。
まとめ
派手なビハインドパスやノールックパスよりも、確実なチェストパスを正確に出せる選手がチームを強くします。基本4種類を磨き、状況で使い分け、「パスを出したら動く」を習慣にする。これだけでオフェンスの質が大きく変わります。